ペルシア語の習得およびイラン文化の知識の獲得を通して、中東地域文化、特にペルシア語文化圏の専門家を養成することを目的としています。卒業生の中には、当該地域に関する研究者、官公庁のペルシア語担当官、また関係分野の企業人として活躍している者も少なくありません。
1、2年次はペルシア語の作文、会話、講読等の専攻語実習を中心とした授業科目構成となっています。言語習得を第一とした授業内容であり、2年次で中級ペルシア語を終え、日常会話が可能なレベルに達します。2年次には、イラン文化に関する基本的な知識を習得するため、専攻科目講義を用意しています。
3、4年次に関しては、会話、作文、講読に加えて、言語学、文学、歴史学、地理学、民俗学等に関する授業が開設されており、授業においては積極的な発言と討論が要求されます。卒業論文執筆に際しては、文献の扱い方や論旨の構成法などの知識や技術を修得した上で、各自の研究能力を十分に発揮させることが求められます。
【写真】ヤズドの街並み |