異文化理解クラスター デンマーク人演出家による人形劇『Paradis』上映会
2018年12月21日に大阪大学会館スタジオ(豊中キャンパス)で「異文化クラスター デンマーク人演出家による人形劇Paradis上映会」が開催されました。
デンマークにおいて絵本や演劇という媒体を通して描かれるフィクションの世界は、ちょっと語りづらいテーマについて、子どもと一緒に考えることを可能にする、重要な役割を担っています。
今回上映した『Paradis』(『パラダイス』)は、デンマーク人作家 Kim Fupz Aakeson 氏(キム・フォップス・オーケソン)による絵本を元に、デンマーク人演出家 Claus Mandøe氏(クラウス・メーヌー)により制作された人形劇です。
大阪大学外国語学部・デンマーク語専攻の学生たちは、この秋学期の授業を通して、まずは原作である絵本をデンマーク語で読み、次にデンマーク語による人形劇を鑑賞し、最後にこの人形劇用の日本語字幕を制作しました。
当日は上映会後、日本語字幕に取り組んだ学生たちとともに、「外国語で読み・理解すること」について、「日本語字幕を作る難しさ」について、そして「絵本や人形劇という子ども向けの媒体で、「死」や「孤独」というテーマを取り扱うこと」についてなど、いろいろなテーマで語り合いました。
学生たちにとっては、自分たちの日頃の勉学の成果を発表することができる素晴らしい機会となりました。ご参加下さった一般の皆様、どうもありがとうございました。