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教員紹介

岡本 太助 准教授

岡本 太助 准教授
  • 研究者名(フリガナ) 岡本 太助(オカモト タスケ)
  • 職 名准教授
  • 専攻語英語
  • 電子メールokamoto.tasuke.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

こんにちは。英語専攻の岡本です。アメリカ文学、特に演劇を研究し、その分野の演習やゼミを担当しています。はじめて演劇を英語で読むと、高校までに習った英語とあまりに違うので、戸惑うかもしれません。アメリカ演劇に親しむと、英会話の力もつきますし、ドラマや映画や音楽の楽しみ方の幅も広がります。そしてなによりアメリカの文化と社会についての理解が深まり、将来の仕事でも役に立つ知見が得られます。さらに、パフォーマンスについての理論と実践に親しむことで、世の中の仕組みについてそれまでになかった視点を獲得でき、また自己表現を効果的に行うためのスキルも身につきます。とはいえ、英語で作品や資料を読みこなし、ディスカッションを行い、研究論文を執筆することができるようになるためには、基礎的な英語力の底上げが必要です。1、2年次にはその点もしっかりサポートしますので、意欲的に、かつ楽しみながら取り組んでもらえればと思います。

研究分野 アメリカ文学、アメリカ演劇、英語圏文学、アメリカ文化
キーワード アメリカ演劇、アメリカ文学、パフォーマンス、家族、ケア
研究テーマ

主にアメリカ演劇を対象とし、様々な批評理論を援用しながら研究を行っています。近年はアメリカ演劇における家族表象の歴史的変遷と文化的多様性についての研究費を獲得し、研究を進めているところです。アメリカ演劇といえば家族劇というくらい王道の研究ですが、以外にもこのテーマについてはこれまであまり研究がなされていません。また最近ではパンデミックと演劇の関係についても関心をいだき、それを継続中の研究とうまく結び付けられないか模索し、演劇における「ケア」を次の研究テーマにしたいと考えているところです。

代表的著作、論文等

1.「パフォーマンスによるボーダーランドの再地図化――アメリカン・ボーダーランドの辺境における観測」小谷耕二編『ホームランドの政治学――アメリカ文学における帰属と越境』開文社出版、2019年、11-52頁。
2.「ブロードウェイ・ミュージカルにおける人種とコミュニティ」『九州英文学研究』第37号、日本英文学会九州支部、2021年、35-43頁。
3.「リアリティTV時代の幸福――クロス・メディア的視点による考察」貴志雅之編『アメリカ文学における幸福の追求とその行方』金星堂、2018年、331-51頁。

所属学会、その他の研究活動等 日本アメリカ文学会、日本英文学会、日本アメリカ演劇学会、アメリカ学会
担当授業 ●学部 アメリカ文学・文化特別演習Ⅱ
●研究科目 ヨーロッパ・アメリカ文化表象特別研究
●全学共通科目 総合英語(上級)