文字サイズ

教員紹介

AKBAY Okan Haluk 特任教員

AKBAY Okan Haluk 特任教員
  • 研究者名(フリガナ) AKBAY Okan Haluk(アクバイ オカン ハルク)
  • 職 名特任教員
  • 専攻語トルコ語
  • 電子メールakbay.okan.haluk.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

大阪大学で先生方や学生の皆さんとトルコ関連の勉強・研究をしています。専門は言語学です。約30年間、大学で教員をしています。その年月を知ると学生の変化について問われることがあります。当然、社会の流れに合わせた変化はありますが、かつての学生も今の学生も本質的には大きな違いはありません。どの学生もより良い将来を夢見て、奮闘しています。そのような彼らと接し、私自身も進歩しなければいけないと思いながら日々を過ごしています。実のところ、言語を学ぶということは文化を学ぶことでもあります。言語の構造のみでなく、その言語が生まれ育った周辺をも学べる本学での学びは驚きと発見に満ちているはずです。また、最近はAIの技術が発達し優れた翻訳機もありますが、人間の心を正確に相手に伝えられるのは人間のみであると信じます。受験生の皆さんが本学を選択し、言語の持つぬくもりや美しさを一緒に感じることができたら嬉しく思います。

研究分野 言語学,外国語教育
キーワード 言語学、対照言語学、トルコ語教育、第二言語習得論、文化論
研究テーマ

日本語もトルコ語もSOV型の言語に分類される。そのため、類似点が多く、トルコ語は日本語母語話者にとって習得しやすい言語だと言える。しかし、類似点が多いことが相違点の見落としを誘発し言語習得の妨げにもなっている。この問題の解決には、長年の比較言語研究の成果を教授法や教材開発に反映させることが不可欠だと考える。また、今日の外国語教育は四技能の習得のみでなく、異文化理解も必要だとされる。教授法や教材の開発においては文法項目等の言語構造に関わる部分だけでなく、異文化理解を促進させる工夫が欠かせない。表面的な文化理解ではなく、文化の深層に各々が想いを馳せられる教育こそ目指されるべきものなのではないだろうか。

代表的著作、論文等

AKBAY, Okan Haluk (2024) “Japon Öğrencilerin Türkçe Yazılı Anlatımları Üzerine Bir İnceleme“. Frontier of Foreign Language Education, Osaka University. 7, 53-64 / FUJIIE, Hiroaki & AKBAY, Okan Haluk (2021) “Differences in the Meaning of Movement Verbs (ket-(git-), bar-(var-)) in the Turkic Languages“ Frontier of Foreign Language Education, Osaka University. 4,71-78 / AKBAY, Okan Haluk (2014) Kojiki: Japon Mitolojisine Bir Yolculuk, Konya: Çizgi Kitabevi

所属学会、その他の研究活動等 トルコ語方言(エスキシェヒル・カラチャイ語)の調査
担当授業 ●学部 トルコ語2,トルコ語4,トルコ語14,トルコ語15,トルコ語Ⅳ,トルコ語Ⅴ,トルコ語Ⅵ,トルコ語Ⅶ
●研究科目 トルコ語特別演習