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教員紹介

岡田 友和 准教授

岡田 友和 准教授
  • 研究者名(フリガナ) 岡田 友和(オカダ トモカズ)
  • 職 名准教授
  • 専攻語フランス語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

みなさん、こんにちは。フランス語専攻の岡田友和と申します。私は東京出身ですが、研究のために南仏へ渡り、それから大阪に来ました。三つの故郷に恵まれたわけですが、今ではこの大阪・北摂がいちばん大切なホームグラウンドになりました。外国語学部には遠くから来る学生もたくさんいますが、彼らにとって箕面キャンパスが大切な故郷の一つになってくれればこんなに嬉しいことはありません。フランス語専攻では「本当のフランス」を知るエキスパートを育てることを目指しています。この大阪の箕面に「本当のフランス」にアクセスできる情報や手段が詰まっています。フランス語圏の地に想いを馳せて本気で学ぶ学生の背中をしっかりと押してやり、彼らを故郷から旅立たせることが私の仕事です。そしてまた新たにみなさんがやってくるのを楽しみに待っています。

  • 研究分野
    フランス近現代史
  • キーワード
    フランス植民地帝国、仏領インドシナ、ベトナム、ハノイ
  • 研究テーマ

    フランスがかつて植民地にしていた仏領インドシナ(現在のベトナム、ラオス、カンボジア)の歴史を研究しています。植民地帝国とフランス共和国の歴史は切り離せない関係にあります。六角形(フランス本土の呼称)の外側から近現代のフランスを眺めようとしています。同時にフランスが植民化した都市の歴史にも関心があり、ベトナムのハノイなどを対象に、そこにどのようにフランスの跡——目に見える建築のようなものから目に見えない習慣のようなものまで——が残されているのかを歴史資料を使って調べています。このように、フランス史とインドシナ史(とくにベトナム史)をハイブリッドに組み合わせて分析・考察する方法が私の研究の特徴です。

  • 代表的著作、論文等

    岡田友和. 2010.「フランス植民地帝国における現地人官吏制度―インドシナを事例に—」
    『史学雑誌』第119巻6号.
    岡田友和. 2015.「1936-37年ハノイにおける労働者ストライキ運動」『東南アジア研究』第
     52巻2号.
    岡田友和. 2020.「植民地帝国の形成―産官学連携の国家事業」(第38章)/「植民地の独立
     —帝国崩壊の要因と影響」(第45章)中野隆生・加藤玄編『フランスの歴史を知るための
     50章』明石書店.

  • 所属学会、その他の研究活動等
    日仏歴史学会、史学会
  • 担当授業
    ●学部 フランス語5、フランス語12、フランス研究入門Ⅱ、フランス文化演習Ⅰ
    ●研究科目 ヨーロッパ言語社会動態論Ⅳ、ヨーロッパ・アメリカ言語社会論特別研究