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教員紹介

岩井 亮雄 講師

  • 研究者名(フリガナ) 岩井 亮雄(イワイ リョウタ)
  • 職 名講師
  • 専攻語朝鮮語

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

私が朝鮮語を初めて勉強したのは中学2年生のときです。ソウル日本人学校から赴任された先生が部活動(陸上部)の顧問になられ、教えていただいたのがきっかけです。(ほどなくして「冬ソナ」や「ヨン様」が流行ります。)当時の好奇心を失っていないのか単に覚えが悪いだけなのか、今も朝鮮語を勉強しています。(勉強には終わりがありません。)時代や流行などに関係なく、好奇心と向学心を持って、朝鮮語と朝鮮語学を一緒に勉強したい方を歓迎します。受験勉強はほどほどでいいので、朝鮮語などの語学学習、朝鮮半島などの国や地域に関する勉強、ジャンルを問わず興味の趣くままの読書など、大いに勉強してきてください。問いと答えが与えられた勉強と問いと答えを自ら見出していく勉強とでは志向するところが異なります。後者のような勉強を根気強くできる方を求めています。また、様々な背景を持った方を歓迎します。科目等履修生として外国語学部の科目が受講できる制度や3年時編入学試験などもあります。(外国語学部入試情報をご覧ください。)意欲ある方の受験を心よりお待ちしています。

  • 研究分野
    朝鮮語学
  • キーワード
    音声、音韻、文法、語史、方言
  • 研究テーマ

    朝鮮語の発音の特徴(無声閉鎖音の三項対立、母音体系の変遷、音節という概念、広義のアクセント、語音の普遍性と特殊性など)、朝鮮語の構造(音韻構造、活用形の構造、文法観の違いなど)、朝鮮語の歴史などについて興味関心と問題意識を持って研究しています。

  • 代表的著作、論文等

    岩井亮雄(2014) 韓国語の語中母音間での平音・濃音・激音の発音に関する音響音声学的研究.『東京大学言語学論集』35:105–124.東京:東京大学言語学研究室.
    岩井亮雄(2020) 現代韓国語の母音―発音の変化と地域差―.東京大学大学院人文社会系研究科博士学位論文.
    岩井亮雄(2024) 朝鮮語教科書の術語と概念について.『外国語教育のフロンティア』7:175–186.箕面:大阪大学大学院人文学研究科.

  • 所属学会、その他の研究活動等
    訓点語学会、朝鮮学会、朝鮮語研究会
  • 担当授業
    ●学部 朝鮮語3、朝鮮語11、朝鮮言語文化概論、朝鮮語学演習Ⅰ、朝鮮語学演習Ⅳ、朝鮮文学演習
    ●研究科目 アジア言語構造論Ⅲ、アジア言語構造論Ⅳ、世界の言語事情
    ●全学共通科目 朝鮮語中級