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教員紹介

BERTELLI Giulio Antonio 准教授

BERTELLI Giulio Antonio 准教授
  • 研究者名(フリガナ) BERTELLI Giulio Antonio(ベルテッリ ジュリオ アントニオ)
  • 職 名准教授
  • 専攻語イタリア語
  • 電子メールbertelli.hmt[at]osaka-u.ac.jp

■ 外国語学部を目指す受験生の皆さんに

Ciao, ragazzi! :) Io sono Giulio, sono italiano di Modena. Piacere!  はじめまして!ジュリオと申します。イタリア北部、エミリア・ロマーニャ州にある、フェラーリというスーパーカーで有名なモデナ県の出身ですが、残念ながらフェラーリは持っていません。;) 20年以上前から日本に住んでいて、2010年から本学に努めています。趣味は読書、映画、ゲーム、そしてイタリア料理を作ることです。専門は歴史で、主に19世紀の日伊交流史(主に外交・貿易史)というややマニアックなテーマについて研究していますが、イタリア語を教えることも大好きです!実は、日本人にとって、イタリア語は非常に発音しやすい言語です。音もきれいで、まさにカンツォーネに聞こえちゃいます。大阪大学イタリア語専攻では、言語だけではなく、イタリアの歴史、文学、美術などの勉強でイタリアの様々な魅力を知ることもできますし、提携を結んでいる様々なイタリアの大学で交換留学をすることによって、イタリアの優雅でのんびりしたライフスタイルも満喫できます。さあ、皆様の日常をイタリアの色彩に染めてみるのはいかがでしょうか?

研究分野 19世紀における日伊交流史(外交・貿易史)、旅文学
キーワード 幕末・明治初期、日伊交流史、蚕種貿易、日本関係史料、未刊旅行記
研究テーマ

2004年から、19世紀後半、主に幕末・明治初期における日伊交流史の黎明期について研究をしています。国内外で未公開史料を収集・分析することによって、主に駐日イタリア外交官、軍人、商人などの活動に焦点を当て、忘れ去られてしまった当時の日本に在住する小さなイタリア人コミュニティーの全貌を描きながら、明治維新前後の日本外交史におけるイタリアの立場と役割という知られざる事実を明らかにすることは本研究の主たる目標です。更に、同時期に日本を訪れたイタリア人旅行者の失われた記録(旅行記や書簡などの私文書)を再発見することによって、イタリア人の眼に日本とその文化はどう映るかについても研究しています。

代表的著作、論文等

(著書)The Travel Journals of Mathilde, Contessa Sallier de La Tour into the Interior of Japan, 1867-1870 including Letters, Notes and Sketches - In Two Volumes (初代イタリア公使夫人マティルド・サリエ・ド・ラ・トゥールの日本内地紀行 全2巻), Eureka Press for Edition Synapse / Routledge, 2021 、(著書)ベルテッリ ジュリオ アントニオ、菊池正和『世界の言語シリーズ13 イタリア語』(大阪大学出版会、2019) 、(論文)「イタリア商人ジャーコモ・ファルファラの未刊日誌―戊辰戦争(1868-69年)の北日本の旅より 」、『イタリア学会誌』第66号(2016年)

所属学会、その他の研究活動等 イタリア学会、伊日本研究会(AISTUGIA)、明治維新史学会
担当授業 ●学部 イタリア語1(1年生向け文法・演習)、イタリア語4(1年生向け会話・LL)、イタリア語15(2年生向け会話・LL)、イタリア歴史講義 a,b(3, 4回生向け講義)、イタリア歴史社会特別演習 a,b(3, 4回生向けゼミ)
●研究科目 ヨーロッパ言語社会動態論Ⅶ A,B(大学院生向け演習)
●全学共通科目 国際コミュニケーション演習(イタリア語)