学生の声
vol.11
アラビア語専攻
神森友里さん
「アハラン・ワ・サハラン」
アラビア語─出会いは14歳のお風呂上りでした。NHKのテレビ講座を観て美しい不思議な文字に圧倒され、その日から独学でアラビア文字を覚えたり、アラブの童謡や昔話を調べたりするうちに、アラブに対するまなざしが一変しました。
戦争。テロ......。報道されるのは怖いイメージばかり。欧米のフィルターを通さずに、自分の目と耳で本当の姿を知りたい。大学でアラビア語を学ぼう!と思いました。
高1と高2、2年続けて参加した本学のオープン・キャンパスで、アラビア語の先輩や先生たちから直接伺ったお話、世界の言語が並ぶ充実した図書館、美しい表紙の並ぶ研究室の本棚、あの日のことは今でも忘れられません。
西はモロッコ、東はイラクまで幅広い地域で使用されているアラビア語。コーランの言語であるため「神の言葉」とも言われるアラビア語。話し言葉・書き言葉の違いもあり、決して簡単ではありませんが、そこからは無限の知的感動と興奮が得られます。原文でニュースやアラブ文学作品を読むと、別な世界が開けますよ。昨年はサウジアラビア大使館とのシンポジウムでアラビア語・日本語の同時通訳に接することもでき、スピーチ・コンテストでアラブ人留学生の日本語スピーチや、日本人学生のアラビア語スピーチを聞くこともできました。
アラブ諸国との関係の深まりがますます期待される今、さあ、一緒にアラビア語を学んでみませんか!