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専攻語案内

ドイツ語専攻

専攻について

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ドイツ語はヨーロッパ大陸の中心部に約1億3千万人の母語話者を擁する言語です。また、長い間ドイツ語圏で培われてきた学問の蓄積は、医学や数学、物理学、化学、あるいは哲学、文学、歴史学など多岐に渡り、ソフト・パワーの観点からみても世界的に大きな影響を与え続けてきた言語であることは間違いありません。当然日本も近代化に際しその多大なる影響を受け、それは現在の私たちが暮らす日本社会の基盤の一部となっています。また、最近では自動車産業に代表されるものづくり立国としてのドイツ、日本人選手も数多く活躍するようになったサッカーをはじめとしたスポーツ先進国としての姿、はたまた脱原発を実現した環境保護先進国としてドイツをイメージする方も少なくないでしょう。ドイツ語専攻での学びは、このように歴史的に培われてきた学術資源にアクセスすることを容易にし、政治、経済、社会全ての領域において世界のトップランナーであり続けるドイツの姿をよりよく知ることができるようになります。このような学びは、学生のみなさんが卒業後の自らのキャリアを形成していくにあたり大きな助けとなるでしょう。
 また、大阪大学外国語学部は1921年に創設された大阪外国語学校がそのはじまりですが、ドイツ語専攻は学校設立当初より設置されている伝統ある専攻で、多くの卒業生が社会の各方面で活躍をしています。

教育・カリキュラム

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ドイツ語専攻では日本人5名、ドイツ人1名の専任教員が、経験豊富な兼任講師とともに多様な授業を提供しています。ドイツ語専攻の学生は、入学後の2年間で集中的に「読む、聞く、書く、話す」4分野全てをカバーするバランスの取れた授業を履修し、ドイツ語運用能力の基礎をつくりあげます。また、語学運用能力の涵養と並行して、ドイツ語圏の言語・文化・社会に関する知識を修得し、ドイツ語圏文化研究の土台構築に努めます。3、4年生になると学生各人がゼミナールに所属し、それまでに得たドイツ語運用能力を活用して卒業研究を行います。卒業研究以外にもさらに高度なドイツ語運用能力を身につけるドイツ語専攻語演習、ドイツ語を活用して専門知識を学ぶ言語・文学・文化・思想・歴史に関する演習科目を履修し、「ドイツ語圏のスペシャリスト」としての研鑽を積み、社会に巣立っていきます。

学生生活

グローバル化が進展する現在、外国語学部生にとって留学は自らの学びを深化させる大事なプロセスの一つです。大阪大学はドイツの17大学、オーストリアのウィーン大学と大学間交流協定を締結しており、外国語学部が協定を締結しているスイスの3大学を加えると、交換留学制度にはさまざまな選択肢があります。特にドイツの交流協定校の中には14世紀に創設されたドイツ最古のハイデルベルク大学や、過去40名を超えるノーベル賞受賞者を輩出し、「ゲッティンゲンの奇跡」と呼ばれるゲッティンゲン大学をはじめ、世界ランキングでも上位に位置する大学が名前を連ねます。さらに、私費留学という形で大学提携校以外の大学にチャレンジする学生も多くおります。

卒業後の進路

ドイツ語の学習を介して身につけた高いコミュニケーション能力や、多彩な授業により得られる幅広い知識は、企業における採用担当者からも高く評価されていると感じられます。就職先としては主要金融機関、旅行会社、大手メーカー、物流企業、電力や通信などの公共インフラ企業、官公庁、教員、国立大学法人や地方公共団体の事務職員、外務省職員などが挙げられます。大学院に進学し、研究者への道を志す人もいます。最近はドイツの大学院進学志望者が増加しているのが特徴です。

教員紹介

専攻のホームページ

http://www.sfs.osaka-u.ac.jp/user/german/index.html